江東区の歯医者「青木歯科医院」は、生きがい支援型歯科医療を提供します
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セラミック(ジルコニア・オールセラミックス・ハイブリッド)ってどのくらい持つ(長持ち)するの?
[よくある質問]
江東区大島駅近「生きがい支援型歯科医療」の 青木歯科医院
ジルコニアセラミックス メタルボンド
ハイブリッドセラミックス
http://www.ikigaishien.com Tel 03-3681-8557
よく、自費治療の説明の際「先生、その歯はどれくらい持つの?」という質問を受けます。
患者様の立場からすれば、せっかく良い歯を入れるのだから長持ちして欲しいと思うのは当然のことだと思います。
しかし、どのくらい持つのか?という問いに正直に答えるならば、「長く持つ人は何十年と持つし、持たない人は数ヶ月で割ってくる人もいます。」となります。
なので、当医院では、定期的に定期健診を受けてくださる方に限りジルコニアとオールセラミックでは5年保証を付けています。
では、「どうして割れるか」と「どうしてセラミックが使われるのか」について考えてみたいと思います。
まず第一に、何故ジルコニア・オールセラミック・ハイブリッドという材料が出てきたのでしょうか?
昔は、歯に被せ物をする時には既製のバケツ冠と呼ばれるものを単に歯に被せてセメントで留めていました。バケツ冠は歯との適合が非常に悪く、汚れが溜まり、また虫歯になる事が多かったため、歯型を採って金属を溶かし鋳型に流し込んで被せ物を作る鋳造(ちゅうぞう)という方法が用いられるようになりました。
この方法で被せ物を作成すると歯との適合が良く、金属のみの被せ物ですから壊れることはほとんどありません。
現在も、色や金属アレルギーの事などのことを除けば金や白金のみの被せ物が一番丈夫で長持ちすることは間違いないです。
しかし、時代は変わって審美的な要求が高まり、見える所に金属が露出することが敬遠されるようになってきました。
そこで登場したのがセラミックです。現在でも使用されている方法ですが、金属の被せの上にセラミックを焼き付ける方法セラモメタルクラウン(メタルボンド)が使用されるようになりました。メタルボンドは表面にセラミックを焼き付けるため見た目は白いのですが、中は金属なので透けるような透明感が出せませんでした。
そこで、オールセラミックが登場しました。オールセラミックは金属を使用しない為天然の歯に近い色や透明感を出すことが出来ぱっと見では、私達専門家が見ても被せ物だと判断できないくらいきれいに作れる様になった反面、セラミックの持つ脆弱性によってしばしば咬み合わせによっては、破折することがありました。現在はセラミック自体も大分改良されています。
次に登場したのが、ジルコニアセラミックスです。ジルコニアセラミックスもオールセラミック同様、金属を全く使用しない被せ物ですが、医科の人工関節やF1のブレーキのディスクやスペースシャトルなどにも使われるジルコニアで被せ物を作り、その上にセラミックを焼き付けた審美的な被せ物です。
ジルコニア自体にかなりの強度があるため、オールセラミックでは不安であったブリッジ(連結冠)にも対応出来る様になりました。
しかし、セラミックは段々物性は向上していますが、ガラスのような素材です。見た目の美しさや、プラーク(歯垢)などの汚れや細菌が溜まりにくく良い性質を持っている反面、ガチンとぶつかるとガラスのようにはじけてしまう(脆弱性)も持っています。
これが、「どのくらい持つのか?」という問いに「正確に何年持ちます。」と言えないところなのです。
セラミックは、人間の歯よりも硬いので長年使用していると、他の自分の歯は自然に磨り減っているのにセラミックは減らないので、その部分だけ咬み合わせが高くなったりして、ガチンとぶつかって割れたりするわけです。ですから、被せ物を入れた後も定期健診をきちんと受けて、そういったところの調整もしなければなりません。
最後にハイブリッドですが、正式にはハイブリッドセラミックスといいます。セラミックとプラスチックの中間の性質を持った材料で、セラミックほど硬くなく、プラスチックほど軟らかくないのが特徴で、お口の中では、自分の歯と同じように磨り減っていくのが利点な反面、セラミックに比べやや破折しやすいのと、長年の使用で徐々に少しずつ着色してくる欠点があります。
歯科材料は日進月歩で進化していきますが、どの材料も一長一短があり、やはり天然の歯にはかないません。
岐阜県医療技術短期大学の中村浩二助教授の調査によると、歯1本の資産価値は患者さんが35万円・歯科医が104万円と付けたそうですが、私どもの医院では歯の神経が100万円、歯自体が100万円で計200万円くらいの価値があるとお話しています。
しかし、成人の歯は親知らずを抜いて28本ありますが、歯が全部無くなったからといって200万円×28本=5600万円払えば元に戻せるのか?と言えばそんな治療はありませんよね。
今ある歯を残していくために定期的に健診する事はとても大切だと私たちは考えています。
ちょっと長くなり過ぎました。最後まで読んでいただいてありがとうございました。
Up Date:2009年02月10日(火) by 管理者 at 15時43分
[審美歯科]
江東区大島駅近く「生きがい支援型歯科医療」の青木歯科医院
ジルコニアセラミックス メタルボンド
ハイブリッドセラミックス
Tel 03(3681)8557
12月30日号の女性自身に「進化する歯科医療」というトピックスでジルコニアセラミックスによる治療法と当医院が紹介されました。
詳しくは、上のタイトルの「ジルコニアセラミックスって何ですか?」
をクリックしてください。
Date:2009年02月04日(水) by 管理者 at 00時45分